3本線ボタンと縦3点ボタンの読み方と入力方法

スマートフォンのアプリやWEBページ上でメニューを表示させるためのボタンとして「≡」や「︙」をよく見かけます。ボタンではなくアイコンと呼ぶ人もいますね。

例えば下のメモアプリの画面左上に「≡」があり、これをタップすると左側からスライドメニュー出てきます。右上の「︙」をタップするとプルダウンメニューが表示されます。

ハンバーガーボタンと縦の三点リーダーボタン事例1

モバイル版Chromeの右上にも「︙」ボタンがあり、Googleのヘルプページ左上には「≡」があります。

ハンバーガーボタンと縦の三点リーダーボタン事例2

FirefoxもChromeと同じでブラウザの右上に「︙」ボタンがありMozillaのページの左上には「≡」ボタンがあります。

ハンバーガーボタンと縦の三点リーダーボタン事例3

マイクロソフトのEdgeは独特で、右上に「☆」と「≡」を組み合わせたブックマークボタンがあり、右下に横3点「・・・」の設定ボタンがあります。表示しているMicrosoftのページの左上には「≡」ボタンがあります。

ハンバーガーボタンと縦の三点リーダーボタン事例4

ちなみに、PC版ブラウザの右上メニューボタンは、Chromeは「︙」になっており、Firefoxは「≡」でEdgeは「・・・」となっていました。

今まで「≡」や「︙」を何と呼ぶのかわからずに何となく三本線とか縦3点などと認識していましたが、今回これらの呼び方について改めて調べてみました。

「≡」はハンバーガーボタン

「≡」はハンバーガーボタンとかハンバーガーアイコンと呼び、そこを押して表示されるのがハンバーガーメニューです。

具を挟んだハンバーガーを単純化したようなデザインだからそう呼ばれているようです。
これが何かわかるように3本線の下に「MENU」と記載している場合もあります。

スマホが普及するようになってからよく見かけるようになりましたが、元々は昔のパソコンのUIの一部としてデザインされたアイコンらしいです

参考サイト:Wikipedia Hamburger button

文字入力は、漢数字の「三」で表現されることもありますが、ここでは数学で使われる合同記号「≡」で表現しています。「合同」と入力して変換すると変換候補に出てきます。

「︙」は縦の三点リーダー

「︙」は、縦の「三点リーダー」です。

文章中で無音・無言を表したり、語尾につけて余韻を表す「…」を「三点リーダー」と呼び、これの縦バージョンが「︙」です。

Androidで使っているGoogle日本語入力で「。(句点)」や「・(中点)」を3つ入力してから変換しようとすると変換候補に「…三点リーダ」のほかに「︙三点リーダ(縦)」というのが出てきます。

リーダではなく語尾を伸ばして「三点リーダー」と表記しているケースも多いです。

「三点リーダ(縦)」では呼びにくく表記も面倒ですし、個人的にはリーダーと語尾を伸ばした方がしっくりくるので、今後は「縦の3点リーダー」と書くことにします。

WindowsPCでの入力方法

Windows10のMS-IMEではGoogle日本語入力のように句点や中点3つを入力してから変換しても横の三点リーダーしか変換候補に出ませんでした。

IMEパッドからは入力ができ、ユニコードU+22EEに半角の「⋮」、U+FE19に全角の「︙」があります。

参考サイト:Wikipedia リーダー(記号)

これをユーザー辞書で特定の言葉に登録しておけば、次からはその言葉を入力して変換させたときに「︙」を変換候補に表示させられます。

タスクバー右側にあるIMEアイコンの右クリックメニューで「IMEパッド」と「単語の追加」をクリックして同時に起動させ、単語の登録の「単語」欄をクリックして入力状態にしてからIMEパッドで上記のユニコードを探して「⋮」や「︙」を入力します。あとは「よみ」欄に自分が割り当てたい言葉を入力して「登録」ボタンを押すと登録完了です。

IMEパッドのどこにあるかは下記の通りです。

半角の「⋮」は、Unicord(基本多言語面)⇒ 数学記号 ⇒ 横軸はU+22E0で縦軸はE
全角の「︙」は、Unicord(基本多言語面)⇒ 異体字セレクター ⇒横軸はU+FE10で縦軸は9

トリコロン「⁝」は点が丸い

PCの場合は、ユニコードU+205Dの「⁝」でも縦3点を入力できます。名称は3点のコロンで「Tricolon(トリコロン)」です。

参考サイト:Wikipedia コロン(記号)

メモ帳で入力してフォントサイズを大きくして見ると、縦の3点リーダーの点は四角で、トリコロンの点は丸になっています。

縦の三点リーダーとトリコロン

通常の文字サイズでの表示だとほとんど違いに気づきませんが、大きい文字で丸い縦の3点を表すならトリコロンの方が良いです。

ちなみにAndroidのGoogle日本語入力で表示される「︙三点リーダ(縦)」の点は丸いです。スマホとPCで微妙に違っています。

まとめ

横3本線の記号「≡」はハンバーガーアイコンで、これを使ったボタンがハンバーガーボタンです。
文字入力の際は数学の合同記号「≡」で表現できます。

縦3点の「⁝」はAndroidのGoogle日本語入力では「︙三点リーダ(縦)」となっており、Windows10のIMEでは縦の3点リーダーとトリコロンの2種類があり、3点リーダーの点は四角でトリコロンの点は丸いです。

縦の三点リーダーだと長いので、個人的に呼び方は「縦3点アイコン」や「縦3点ボタン」で良いかと思います。

トリコロンアイコン、トリコロンボタンでも良いのですが、名前を知らないと何のことだかわからないでしょう。