検索するだけで植林に貢献できる「Ecosia(エコジア)」のブラウザへの追加方法
昔では考えられませんでしたが、今やPCやスマートフォン、タブレットを使ってインターネットで情報を検索する行為は当たり前のようになってきています。
例えば1日に10回くらいとすると、月にに300回、年間だと3,650回にもなります。
最近知ったのですが、この普段何気なく行っている検索行為が木の植林につなげられるのが「Ecosia(エコジア)」という検索エンジンです。
Ecosiaは利益の80%を植林活動を行っている団体に寄付し、これまでのアフリカ、中南米、インドネシアの植林プロジェクトを支援しています。
Ecosiaの収益源は検索結果ページに表示される広告で、目安として木を1本を植えるのに必要な検索回数が45回なのだそうです。
利用者が検索すればするほど植林に貢献ができる仕組みです。
ネットの利用時間が長く検索回数が多ければ1日でも1本分は可能でしょう。
エコジアの検索結果ページの右上には検索した回数が表示されます。
また、Ecosiaの公式ブログでは毎月ファイナンシャルレポートが公開されており、どれくらいの収益があり何に使われたかも全てわかるようになっていて経営の透明性が保たれています。
Ecosiaを使うには
Ecosiaのサイトにアクセスして検索窓から検索するほか、ブラウザのアドレスバーの検索エンジンをEcosiaに設定することもできます。
以下にパソコンのブラウザの場合で設定方法を解説します。モバイル端末での使い方はこちら
Chromeのアドレスがバーの検索エンジンをEcosiaに変更する方法
まずChromeでEcosiaのサイトを開きます。
次にChromeの画面右上の縦三点アイコン「︙」をクリックします。
そこのメニューから「設定」⇒「検索エンジン」と移動します。
「検索エンジンの管理」をクリックした先の画面で「その他の検索エンジン」にEcosiaが追加されているので、EcosiaのクエリURLの右横にある縦3点アイコンをクリックして表示されたメニューで「デフォルトに設定」を選択します。
すると、上にある「既定の検索エンジン」一覧にEcosiaが表示され、既定の検索エンジンに設定されています。
Firefoxのアドレスバーの検索エンジンをEcosiaにに変更する方法
まずFirefoxでEcosiaのサイトを開き、アドレスバー右横の横3点ボタン「…」をクリックし表示されたメニューで「検索エンジンを追加」を選択します。
次にアドレスバーの右側隅にある3本線アイコン「≡」をクリック⇒オプション⇒検索と移動し、そこの「既定の検索エンジン」欄のプルダウンメニューでEcosiaを選択するとアドレスバーの検索エンジンがEcosiaになります。
Edgeのアドレスバーの検索エンジンをEcosiaを追加する方法
まずEdgeでEcosiaの公式サイトを開きます。
次にEdgeの画面上部の右側にある横三点アイコン「…」をクリックし、プルダウンメニューで「設定」に移動し、そこの鍵の絵のアイコンの下にあるアイコン(詳細設定)をクリックします。
そこのメニューの一番下に「アドレスバー検索」の欄がありデフォルトではBingが既定の検索エンジンになっていますが、そこで「検索プロバイダーの変更」を押します。
検索エンジンの変更メニューにEcosiaが追加されているので選択してから「既定として設定する」を押すとアドレスバーの検索エンジンに設定できます。
モバイル端末でEcosiaを使う方法
AndroidやiPhone向けにはEcosiaのモバイルアプリがあるので、それをインストールして使えばEcosiaで検索ができます。
アプリを使わずにブラウザのアドレスバーの検索エンジンに設定することもでき、Chromeの場合だと次のようになります。
ChromeでEcosiaのサイトにアクセスしてから、ブラウザ右上の縦三点アイコン「︙」をタップします。
そこのメニューで「設定」⇒「検索エンジン」と移動し、一覧にEcosiaが追加されているのでタップして選択するとアドレスバーの検索エンジンに設定されます。
Ecosiaの広告
Ecosiaでは現在はBingの検索結果を独自にアレンジしたものを表示しているらしいです。
Bingの検索結果と似てますが少し違っている部分もあります。
参考情報:https://ja.wikipedia.org/wiki/Ecosia
同じキーワードで検索したときにBingでは検索結果の上部や下部に広告ページへのリンクが表示されますが、今のところEcosiaでは広告は見ていません。
Ecosiaを運営しているのはドイツの企業ですが、検索地域をドイツに変更して検索してみたら広告ページが表示されてました。
日本ではまだ利用者が少ないせいか広告を出してもあまり効果が無いからかもしれません。
当面は広告表示なしで使えるとしたら、検索結果に表示される広告が邪魔だと感じている人には好都合ですが、植林につながる収益に貢献するためには日本でもEcosiaの利用者が増えて広告を出す企業が増えた方が良いのでしょう。
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