お肉の代わりにタンパク質が摂れる大豆ミート
- 2021.08.19
- 食品
タンパク質が摂れる肉の代わりの食品として今注目なのが「大豆ミート」。
これは搾油した脱脂大豆を加熱加圧・乾燥させて作られた加工食品で、ソイミートや大豆肉とも呼ばれます。
大豆は「畑の肉」と呼ばれるほどタンパク質が豊富な食品で、豆腐や納豆の原料として馴染み深いものですが、大豆ミートは見た目が肉に似ており食感は適度に弾力があるため肉の代わりとして活用しやすいのです。
以前から代替肉としてベジタリアンやヴィーガンの人に利用されていたようですが、ここ数年はそれ以外の人にも利用が広がっており、様々な食品メーカーから大豆ミート商品が発売されています。
以下に大豆ミートのメリットとデメリットを紹介します。
大豆ミートのメリット
大豆ミートは高たんぱく、低脂質、低カロリー
100g当たりの栄養素を牛肩ロース肉と比較すると、カロリーは約4分の一、脂肪は40分の1、コレステロールはゼロでありながら、たんぱく質は同じくらいの量が含まれています。
さらに、食物繊維が豊富で大豆イソフラボンも含まれています。
たんぱく質と食物繊維が同時に摂れることは肉との大きな違いです。
こうした特徴から次のような人に魅力ある食品です。
・肉料理を食べることが多くて脂肪の摂りすぎやコレステロールが気になる
・ダイエット中のためにカロリーが気になる
・普段の食事で食物繊維やイソフラボンがなかなか摂れない
大豆ミートは低コスト
大豆ミートはお肉よりも費用を安くできます。
例えばネット通販で売られている乾燥大豆ミートで300g入りが920円の商品があります。
乾燥大豆ミートは調理する前にお湯に浸したり下茹でをして「湯戻し」をしますが、このときに約3倍に膨らむため、1食あたり約90g分使いたい場合は乾燥状態の大豆ミートの使用量は約30gで済みます。このため、300g入りなら10食分となり1食あたりは92円になるのです。
30gというと少ないように思うかもしれませんが、湯戻しすると結構なボリュームになります。
この商品の100g当たりたんぱく質は45.7gなので30g当たりだとたんぱく質は約13.7gで、100gの牛肩ロース肉と比べても遜色ないレベルです。
低コストかどうかは料理の時に一人前で使っている肉の量やいつも購入している肉の価格にもよっても違いますが、同じくらいの費用になるなら、普段の食生活に大豆ミートを取り入れやすいでしょう。
大豆ミートは常温保存ができて賞味期限が長い
生肉と違い大豆ミートは常温で保存ができ、賞味期限は製造日から1年としている商品が多いです。
家に届いたときには賞味期限まで9か月ほどだった商品もありましたが、これでもかなり長いです。
このため、たんぱく質の摂れる備蓄用食品としても活用でき、ストックしておけば買い物に行きそびれたときに役立つため忙しい人にも便利です。
それに賞味期限が長いため、通販で送料無料ラインを超えるようにまとめ買いすることも可能です。
大豆ミートのデメリット
乾燥タイプは湯戻しが必要
乾燥タイプの大豆ミートは、調理する前にしばらく熱湯に浸すか茹でるかした後に水気をギュッと絞る必要があります。この下処理をすることで大豆のニオイを消すことができるのです。
一度、煮物を作るときにこの処理をやらずに乾燥した状態のまま入れたことが有りますが、やはり大豆の香りや味がして肉とは別物という感じが強く出ていました。
事前の湯戻しの手間がかかることがデメリットの一つです。
既に湯戻してあるレトルトタイプの商品もあり、これならすぐに調理できますが乾燥タイプより価格はやや高いです。
あくまで肉とは別物
見た目は肉とそっくりで適度な弾力のある食感のため肉っぽさはありますが、やはり肉とは別物という感想を持ちました。
肉の脂分や旨味が無く、下処理をしても味付けが薄いとほのかに大豆の風味がすることが要因と考えられます。
大豆ミートは塊状のブロックタイプ、薄切り状のフィレタイプ、挽肉状のミンチタイプの3種類ありますが、個人的には、この中ではミンチタイプが最も肉に近く、ハンバーグのような固めて作る料理よりはカレーや炒め物のようなバラして使う料理の方が食べる人に肉ではないと気づかれにくいと思います。
低脂質のため油を使う炒め物や揚げ物の方が相性が良く、煮物だとあっさりしていて大豆の味も出やすいです。
いずれにしても、肉や魚とは別物のたんぱく質が摂れる食品として普段の食生活に取り入れるのが良いでしょう。
大豆ミートの通販
ここからはタイプ別に通販で買える大豆ミートのおすすめ商品を紹介します。
写真は湯戻しする前の乾燥状態のものです。
ミンチタイプ
挽肉と同じようにハンバーグや肉団子、キーマカレー、麻婆豆腐、ミートソースなど様々な料理に利用できます。
挽肉料理のカサ増し用に使う方法もあります。
大豆ミート 北海道産 300g
北海道産の大豆を使用した大豆ミートのミンチタイプです。
粗挽きなのでサイズが大きめでソフトな食感が味わえます。
お店のページ⇒大豆ミート 北海道産 300g
ブロックタイプ
唐揚げや酢豚、カレー、煮物に使えます。
肉の唐揚げに比べて1個のサイズは小さいため、大きい方が良いなら複数個を固めて作ると良いでしょう。
大豆ミート ブロックタイプ(国内製造品) 300g
価格:921円
ISO2200認証を取得した工場で作られています。
輸入大豆を使ってますがポジティブリスト適合品のため残留農薬の心配もありません。
お店のページはこちら⇒ 大豆ミート ブロックタイプ(国内製造品) 300g
フィレタイプ
炒め物、煮物のどちらにも利用できて便利です。
サイズは小さめですが生姜焼きなどの焼き物も作れます。
大豆ミート フィレタイプ(国内製造品) 300g
価格:920円
上のブロックタイプと同じメーカーが製造している大豆ミートのフィレタイプです。
お店のページはこちら⇒ 大豆ミート フィレタイプ