新電力まちエネのCO2フリープランに乗り換えた
- 2022.03.01
- 電気
家で使用する電気の購入先を新電力「まちエネ」のCO2フリープランに乗り換えました。
これまで利用していたところの電気代がかなり値上がりしていたからです。
また、まちエネには二酸化炭素排出量が実質ゼロのCO2フリープランが用意されているのも理由でした。
まちエネとCO2フリープランについて
まちエネは、ローソンと三菱商事が出資して作られたMCリテールエナジーという会社が運営しています。
電力小売りが自由化された2016年4月からサービスを開始しているので新電力の中では実績が長い方です。
一般家庭はもちろんローソンの店舗を含む法人ユーザーへも数多くの提供実績があります。
大手企業の系列であり実績も豊富というのは申し込みやすいポイントでした。
まちエネには幾つか料金プランが用意されていますが、私が契約した「CO2フリープラン」の特徴は次のようになっています。
①CO2排出量が実質ゼロの電気が使える
利用者の電気の使用量に応じてまちエネが購入した非化石証書を使用することで、実質的に二酸化炭素の排出量がゼロの電気を実現しています。
非化石証書とは化石燃料以外で発電したという環境価値を証書化したもので、電力会社がこれを購入することで実質CO2排出量がゼロの電気とみなせるようになります。
②電気料金は大手電力会社と同じ
CO2フリープランの料金体系は提供エリアの大手電力会社と同じなので、東京電力や関西電力などから乗り換えても電気料金は変わりません。
同じ料金でCO2フリーの電気が使えるというわかりやすさが良いです。
なお、まちエネが利用できるのは下記のエリアです。
東北電力エリア 東京電力エリア 中部電力エリア 関西電力エリア 中国電力エリア 四国電力エリア |
③映画をお得に観れる
利用者特典として、ユナイテッドシネマ、シネプレックスの映画券がいつでも1,300円になり、何人でも何回でも使えます。
しかし私には利用する機会がないためこの点はメリットではありませんでした。
まちエネに乗り換えた感想
電気の乗り換え手続きは簡単で、まちエネのサイトで申し込みをしただけです。
これまで使っていた電力会社の解約手続きはまちエネ側が行うため自分でする手間はかからず、家の電気メーターは既にスマートメーターになっているため工事も不要でした。
他の新電力でも全て同じですが、送電はこれまで通り各地域の大手電力会社が担うため使用感は全く変わりません。
これまでと何も変わらず、申し込みをした後の検針日から電気の購入先がまちエネに変わっただけという感じです。
これまで利用していた別の新電力では電気の卸売市場の価格に連動する料金システムを採用していたため、この冬は市場価格の高騰により電気料金もかなり高くなっていました。
その点、まちエネの料金は市場価格に連動しないため極端な値上がりは心配しなくて済んでいます。
ただ、電気料金には「燃料費調整額」というのが含まれており、発電に使用する石炭や石油、LNGの輸入価格が上昇すれば燃料費調整額の単価が上がり電気料金も高くなることはありえます。
そうはいっても以前使っていたところの市場価格連動型に比べたら許容できる範囲で、大手電力会社の料金にも燃料費調整額はあるためこの点はしかたないです。
まちエネのサイトの会員ページにログインすると、電気の使用量が日ごとや時間ごとにグラフで確認でき、データをCSVファイルで保存することもできます。
会員ページはすっきりしていて見やすく、表示が速いことにも好感が持てました。
この他に良かった点は、申し込んだ時にキャンペーンをやっていて基本料金が3か月間は無料になるため幾らかお得になったことです。
今後も何かキャンペーンを実施するかもしれないので、申し込むときは公式サイトを確認してください。